第82回学術大会の報告と御礼
日本宗教学会第82回学術大会は、9月8日(金)~10日(日)の3日間にわたり、滞りなく開催されました。今年は、439名が参加されました。
コロナ禍があり、3年ぶりの全面的な対面での開催になりました。準備を進めるなかでも、また新型コロナの感染が広がるとオンラインに変更せざるを得なくなるかもしれない、という不安が消えませんでした。まだ新型コロナ感染予防の観点から懇親会は開催できませんでしたが、それでも昨年とほとんど変わらぬ数の参加者に来ていただけたのはうれしい限りです。
公開シンポジウムのテーマは、実行委員長ともう一人の実行委員がイスラームと教育のことをやっており、ほかの実行委員にもイスラーム研究者がいたことから、「教育とイスラーム」になりました。登壇者を決めるにあたっては、全実行委員の知恵を絞りました。様々な地域の事例を報告してくださる先生として、桜井啓子先生、布川あゆみ先生、松山洋平先生にお願いし、久志本裕子先生と小林春夫先生にはディスカッサントとして議論に参加していただきました。大変充実した内容となり、驚くほどの質問用紙が集まりました。このシンポジウムでなされた議論がさらなる議論の輪を広げていくことを期待しております。
早い段階から準備を支えてくださった鶴岡会長には厚く御礼申し上げます。
また平野、村山両氏は東京外国語大学のスタッフではありませんが、母校での開催ということで実行委員会に加わり、尽力してくださったことを付け加えさせていただきます。
八木久美子、外川昌彦、丸山空大、後藤絵美、平野貴大、村山木乃実
第82回学術大会実行委員会