日本宗教学会メールマガジン [ 第 23 号]2016年2月2日

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日本宗教学会メールマガジン[第23号]
─━─━─━─━──━─━━─━─━2016年2月2日(火)・△・─━─━─━─━

寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本号では2016年度学術大会のお知らせのほか、会員の皆様の諸活動をお伝えいたします。

―●○ INDEX ○●―――――――

【1】2016年度学術大会について

【2】Religious Studies in Japan, vol. 3刊行のお知らせ

【3】著作・報告書紹介

【4】研究会情報

【5】メールマガジン掲載案内

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【1】2016年度学術大会について
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2016年度の日本宗教学会第75回学術大会は、9月9日(金)~11日(日)に早稲田大学(東京都新宿区)において開催されます。
本大会では大会テーマを特に設定いたしませんが、大会初日に「宗教哲学の根本問題」をテーマとして公開シンポジウム/公開講演を行なう予定です。人間の宗教的営為を人間理性によって規範的に問題とする宗教哲学は、それぞれ固有の宗教伝統のパースペクティブの下で人間存在の本質がどのようにとらえられるべきであるのか、あるいは究極的価値に向けて信仰や啓示という問題が理性や認識とどうかかわるべきなのか、あるいは不安、苦悩からの自由、解放がどのような自己理解に基づくべきなのかなどといった事柄を、これまで様々な神学・教義学の通時的伝統を手がかりにしてテーマ化してきました。しかし今日、世俗化が進行し、伝統的な宗教自体が衰退する中で―もちろん逆の現象も起きてはいますが―宗教哲学の存在の意義すら問われるかもしれません。
こうした現代、あえて宗教の提示する諸メッセージに基づいて宗教哲学が扱うべき事柄を「宗教哲学の根本問題」というテーマの下で共時的に再検討、吟味し、講演者およびコメンテータ/特定質問者と共に考えていく機会を皆さんと共に持ちたいと思います。

本大会における発表形式は、「個人発表」「パネル発表」の二種類です。
申込締切は5月20日、申込先は大会実行委員会です。

大会案内は4月下旬に発送し、第75回学術大会のホームページにアップしますので、ご利用ください。

大会期間中の宿泊場所は、大会本部では斡旋いたしませんので、参加者個人でお願いいたします。

【発表申込者の資格】
以下の本学会員に限ります。
・名誉会員
・2016年4月末日時点で、2015年度の会費を納入済みの維持会員、普通会員
・2016年4月9日の理事会で入会を承認された普通会員

会費未納の方は、早急にお納めください。

【大会参加費】
・一般 4,000円
・学生(学部・大学院在籍)、シニア(1946年3月31日以前にお生まれの方) 3,000円

2016年度学術大会プログラム委員会

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【2】Religious Studies in Japan, vol. 3刊行のお知らせ
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このたび英文オンラインジャーナルReligious Studies in Japan, vol. 3が刊行されました。

>> https://jpars.org/online/view-issue/vol-3-2016 <<

執筆者をはじめ、ご協力いただきました皆様に心よりお礼申し上げます。

編集委員会委員長 奥山倫明

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【3】著作・報告書紹介
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編者名:釘宮明美
書名:『クラウス・リーゼンフーバー小著作集』(全5巻)
第Ⅰ巻『超越体験 宗教論』
第Ⅱ巻『真理と神秘 聖書の黙想』
第Ⅲ巻『信仰と幸い キリスト教の本質』
第Ⅳ巻『思惟の歴史 哲学・神学的小論』
第Ⅴ巻『自己の解明 根源への問いと坐禅による実践』
出版社:知泉書館
出版年月:2015年8月~12月(第Ⅰ巻8月、第Ⅱ巻9月、第Ⅲ巻10月、第Ⅳ巻12月、第Ⅴ巻12月)
内容:中世哲学者でイエズス会司祭クラウス・リーゼンフーバーの日本における約半世紀の思索と司牧の集大成。

著者名:大澤広嗣
書名:『戦時下の日本仏教と南方地域』
出版社:法藏館
出版年月:2015年12月
内容:戦時下の政府と仏教界の協働関係を読み解く。

著者名:竹倉史人
書名:『輪廻転生――〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』
出版社:講談社
出版年月:2015年9月
内容:3類型を用いて古今東西の輪廻転生思想を比較・分析する画期的な一冊。

著者名:三木 英
書名:『宗教と震災――阪神・淡路、東日本のそれから』
出版社:森話社
出版年月:2015年10月
内容:被災地における教団活動、民衆的儀礼の実践、震災記憶の継承を論じた。

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*詳しくは学会ホームページ「著作・報告書紹介」をご覧ください(随時更新)。
>> https://jpars.org/member/publication <<

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【4】研究会情報
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■宗教社会学の会 定例会(研究報告・書評セッション)
2016年2月6日(土)13:30~18:00
大阪国際大学 守口キャンパス1号館2階213室

■北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
「拡張現実の時代における〈場所〉と〈他者〉に関する領域横断的プロジェクト」主催講演会
「観光化される祭りと「地域社会」―現代の祭りは、なにかの役に立つのか?―」
2016年2月8日(月)16:00~17:30
メディア・コミュニケーション研究院メディア棟608

■同志社大学一神教学際研究センター 公開講演会
南レヴァント地域出土の考古資料から見るヤハウェ一神教の成立」
2016年2月13日(土)13:00~15:00
同志社大学 今出川キャンパス クラーク記念館チャペル

■2015年度 東洋英和女学院大学死生学研究所 公開講座
「生と死に寄り添う」第9回・第10回連続講座
第9回連続講座 2016年2月13日(土)14:40~16:10〔受付開始14:10〕
第10回連続講座 2016年2月13日(土)16:20~17:50
東洋英和女学院大学大学院(六本木)201教室

■(公財)国際宗教研究所公開シンポジウム「グローバル化の進展と日本の宗教」
2016年2月20日(土)13:00~17:00
大阪国際大学守口キャンパス 6号館401号室

■東北大学宗教学研究室主催 公開シンポジウム「イエ亡き時代の死者のゆくえ」
2016年2月20日(土)13:00~17:00
2016年2月21日(日)13:00~17:00
東京都青山葬儀所(東京都港区南青山2-33-20)

■第1回 宗教とナショナリズム研究会
第1日 2016年2月27日(土)14:00~17:00
第2日 2016年2月28日(日)9:00~16:30
國學院大學たまプラーザキャンパス3号館3312会議室

■弔い、そして死者との共闘:川村邦光と『弔いの文化史』を読む
2016年3月5日(土)13:30~17:00
大阪大学豊中キャンパス 豊中総合学館402号室

■佛教大学総合研究所「現代社会における宗教の力」プロジェクト公開シンポジウム
「震災後と宗教~東日本大震災後の支援や追悼に果たす宗教の役割~」
2016年3月13日(日)13:00~17:00
佛教大学常照ホール(成徳常照館5階)

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*詳しくは学会ホームページ「研究会情報」をご覧ください(随時更新)。
>> https://jpars.org/domestic4 <<

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【5】メールマガジン掲載案内
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メールマガジンの発行は理事会・各種委員会が開催される4月・7月・9月の月末と1月末を予定しています。

掲載内容は(a)理事会・各種委員会の速報(詳細は『宗教研究』の会報欄を参照)と(b)発行時に案内できる研究会、著作・報告書紹介、教員募集、賞・助成公募などで、(b)については、学会公式ホームページへのリンクとともに必要に応じて関連リンクを示します。

従ってメルマガへの情報掲載を希望される会員はホームページで告知している掲載案内

>> https://jpars.org/announcements/notice <<

をご確認のうえ、それをホームページ掲載情報として学会事務局へ電子メールでお送りください。

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【編集・発行】日本宗教学会・情報化委員会
粟津賢太、石井研士(委員長)、猪瀬優理、
岩井洋、黒崎浩行、永崎研宣、中野毅、吉永進一

【メールマガジン・ワーキンググループ】
岡本亮輔、小野隆一、山田庄太郎

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