日本宗教学会メールマガジン[第14号](2013年10月29日)

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日本宗教学会メールマガジン[第14号]
─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━──━─2013年10月29日(火)・△・─━

秋冷の候、皆様ますますご清栄のことと存じます。
さる9月6日(金)~8日(日)に國學院大學において第72回学術大会が開催され、
公開学術講演会「ネットワークする宗教研究」、22本のパネル発表、289本の個人発表などがありました。
9月7日は学会賞も発表され、岡本亮輔氏と奥山史亮氏が受賞。報告は下記をご覧くだ
さい。
>> https://jpars.org/prize/award/award2013_1 <<
>> https://jpars.org/prize/award/award20123_2 <<
来年度の学術大会は2014年9月12日(金)~14日(日)に同志社大学(今出川キャンパス)で開催されます。

さて、日本宗教学会メールマガジンの第14号をお届けいたします。
移ろいやすい天候ですが、体調を崩されませぬようご自愛ください。

—–●○ INDEX ○●———————-

【1】第72回学術大会の御礼

【2】国際委員会よりのお知らせ

【3】宗教法学会シンポジュウムのお知らせ

【4】著作紹介

【5】賞・助成公募

【6】研究会情報

【7】メールマガジン掲載案内

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【1】第┃72┃回┃学┃術┃大┃会┃の┃御┃礼┃
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去る9月6日~8日の3日間にわたり國學院大學で第72回学術大会が開催されました。
700名近い多くの参加がありました。非会員の参加も100名を超えました。公
開講演会、学術発表、パネル等も充実したものになりました。
初めての試みである博物館パネル、昼休みを利用しての巫女舞の紹介やIAHRの説明会などの企画も多くの参加者を得ました。
大会が盛大かつ無事に終了したことに、会長として、また大会実行委員長として皆様に篤く御礼を申し上げます。
なお、来年度からはパネルには1名の外国語による発表も認められることになりました。積極的な参加を期待しております。

会長 井上順孝

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【2】国┃際┃委┃員┃会┃よ┃り┃の┃お┃知┃ら┃せ┃
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AAR(アメリカ宗教学会)とIAHRが共催する新しい研究助成金制度が発足しました。
応募資格・申請手続きの詳細はAARのHPに掲載されています。

Collaborative International Research Grants
>>  http://www.aarweb.org/programs-services/collaborative-international-research-grants
<<

2015年IAHRエアフルト大会のパネル申し込みも大会公式サイトにて受け付け中です。
9月の説明会で質問が出ました、参加できるパネルの数は2つまでとなる見込みです。

>> http://www.iahr2015.org/iahr/1026.html <<

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【3】宗┃教┃法┃学┃会┃シ┃ン┃ポ┃ジ┃ュ┃ウ┃ム┃の┃お┃知┃ら┃せ┃
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シンポジュウムの概要

戦後の宗教制度・宗務行政は宗教団体のあり方にどのような影響を与えたか

大正2年に内務省の宗教局を廃して文部省に宗教局が設置されてから、平成25年で百周年を迎える。
その後、宗教制度に関して、「宗教団体法」(1940)、「国家神道、神社神道に対す
る政府の保証、支援、保全、監督並に弘布の廃止に関する件」(1945)、「宗教法人令」
(1945)、「宗教法人法」(1951)、「宗教法人法改正」(1996)の成立を見た。
法律は制定後、行政により運用されるが、実際の運用をめぐっては、担当課である
宗務課や宗教法人審議会での決定が、宗教法人のあり方に大きな影響力を持っている。
事実、昭和31年の佼成会事件による清瀬大臣の「宗教法人法における認証、認証の
取り消し等の制度の改善方策について諮問」に対する答申や、宗教法人法改正時の経
緯を想起すれば、この点は十分に理解されるものである。
また、宗教法人と宗務行政との深い関わりについては、戦後GHQが宗務課を廃止
しようとした際に、宗教界の希望により存続が可能となった事実をとっても、両者の
間に密接な関わり、もしくは日本の宗教団体の特徴を見て取ることができる。
シンポジュウムでは、当時の宗務行政の担当者を交えて、単なる制度論ではなく、
これまで論じられることのなかった宗務行政の果たした役割、功罪について、議論する。

日時 平成25年11月9日 10:00~17:00
場所 國學院大學常磐松ホール

<研究発表>
10:00~10:30 はじめに:趣旨説明(石井研士・國學院大學教授:元専門職員)
10:30~11:15 文化行政における宗務行政の位置づけ 根木昭・昭和音楽大学教授:
元課長
11:15~12:00 沖縄返還に伴う宗教団体の法的位置と宗務行政 中野毅・創価大学
教授
12:00~13:30 昼休み
13:30~14:00 総会
14:00~14:45 墓地の公益性をめぐる省庁間の相違について 村上興匡・大正大学
教授:元専門職員
14:45~15:30 情報公開をめぐる宗教法人と行政(石井研士)
15:30~15:45 休憩
15:45~17:00(75分)

<パネルディスカッション:宗教法人と宗務行政の微妙な関係>(仮)

大家重夫(久留米大学名誉教授・元宗務課長)
大石 眞(京都大学教授・元宗教法人審議会会長)
河野 訓(皇學館大学教授・元専門職員)

司会:石井研士(國學院大學教授・元専門職員)

関連URL:
日本宗教学会HP https://jpars.org/archives/214
宗教法学会HP http://religiouslaw.org/archives/836

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【4】著┃作┃・┃報┃告┃書┃紹┃介┃
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著者名 :Chikafumi Watanabe
書名  :Asanga’s Mahayanasamgraha, Chapter III: Translation and Tibetan T
ext
出版社 :D.K. Printworld
出版年 :2013年
内容  :インド仏教唯識学派の哲学者・アサンガの主著である『摂大乗論』第三「
入所知相章」の英訳とチベット語校訂テキスト
>> http://dkprintworld.com/product-detail.php?pid=1280857259 <<

著者  :須藤孝也(一橋大学大学院社会学研究科特別研究員)/Takaya Suto
タイトル:卑賤の実存――キルケゴールとキュニコス主義――
英文題目:The Humble Existence: Kierkegaard and Cynicism
種別  :論説
誌名  :一橋社会科学第5巻/(発行)一橋大学大学院社会学研究科
掲載年月:2013年8月29日
掲載頁 :pp.1-13
URL   :(本文)>> http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/25831/3/shakaikg0050200010.pdf <<
(要旨)>> http://www.soc.hit-u.ac.jp/journal/result.php?id=thesis&value=68 <<

著者名 :磯前順一
書名  :『どこにもいないあなたへ――恋愛と学問についてのエッセイ』
出版社 :秋山書店
出版年月:2013年5月
内容  :孤独を甘受し、生きることの戸惑いを絆とした新たな人の繋がりを模索す
る。
>> http://www.akiyamashoten.com/ <<

著者名 :大正大学宗教学会
書名  :『宗教学年報』第28輯
出版社 :大正大学宗教学会
出版年月:2013年3月
内容  :4つの論文、3つの研究ノート、2つの書評などを掲載。
>> http://www.taisho-shukyogakkai.net/modules/pico/index.php?content_id=1

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*詳しくは学会ホームページ「著作・報告書紹介」をご覧ください(随時更新)。
>> https://jpars.org/member/publication <<

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【5】賞┃・┃助┃成┃公┃募┃
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平成26年度東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター共同研究課題募集
応募期限:平成25年12月20日(金)必着
>> http://ricas.ioc.u-tokyo.ac.jp/joint/info.html <<

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*詳しくは学会ホームページ「賞・助成公募」をご覧ください(随時更新)。
>> https://jpars.org/member/promotion <<

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【6】研┃究┃会┃情┃報┃
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■東京大学中東地域研究センター(UTCMES)中東イスラーム世界セミナー:
中東の思想と社会を読み解く(第8回)
2013年11月2日(土)15:30~17:00
東京大学 駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム3

■慶應義塾大学人類学研究会
「修験道の現代―大峯奥駈修行を事例として―」
2013年11月12日(火)18:15~
慶應義塾大学(三田)西校舎525-B教室

■「宗教とツーリズム」研究会 14回研究会
「暦と時間(仮)―アルゼンチン・ブエノスアイレスのユダヤコミュニティで考える」
「アニメ聖地巡礼の特徴とその展開―聖地巡礼者はコンテンツツーリズムの夢を見るか?」
2013年11月16日(土)13:30~17:00(予定)
大正大学 巣鴨校舎2号館6階262教室

■2013年度 東洋英和女学院大学死生学研究所 公開講座「生と死の語り」第5回・
第6回連続講座
2013年12月7日(土)14:40~17:50(受付開始14:10)
東洋英和女学院大学大学院(六本木)201教室

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*詳しくは学会ホームページ「研究会情報」をご覧ください(随時更新)。
>> https://jpars.org/domestic4 <<

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【7】メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃掲┃載┃案┃内┃
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メールマガジンの発行は理事会・各種委員会が開催される4月・7月・9月の月末と1月
末を予定しています。

掲載内容は(a)理事会・各種委員会の速報(詳細は『宗教研究』の会報欄を参照)と(
b)発行時に案内できる研究会、著作・報告書紹介、教員募集、賞・助成公募などで、
(b)については、学会公式ホームページへのリンクとともに必要に応じて関連リンク
を示します。

従ってメルマガへの情報掲載を希望される会員はホームページで告知している掲載案

>> https://jpars.org/announcements/notice <<
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粟津賢太、ANDREWS,Dale K.、石井研士、
猪瀬優理、岩井洋、中野毅、弓山達也(委員長)

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