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日本宗教学会メールマガジン[第2号]
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明けましておめでとうございます。
会員の皆様方におかれましては、良き新年を迎えられたことと存じます。
メルマガ発行2年目の本年も、さらなる内容の充実をめざして尽力して参ります。
ご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
—–●○ INDEX ○●————————————————–
【1】学術大会関連情報
【2】IAHR世界大会への参加補助募集
【3】研究会情報
【4】国際会議情報
【5】行政刷新会議への意見表明(再掲)
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【1】 学┃術┃大┃会┃関┃連┃情┃報┃
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2010年度学術大会プログラム委員会
2010年度の日本宗教学会第69回学術大会は、9月初旬に東洋大学白山キャンパス(東
京都文京区)において開催されます(東洋大学の規則により会場手配の確定まで時間が
かかるため、開催日の正式なアナウンスは2010年3月になります)。
本大会では大会テーマを特に設定しておりませんが、「アジアの近代化と宗教」と
いうテーマでシンポジウムを行う予定です。このテーマに関連して、「日本の近代化
における宗教政策」「中国近代化に見られる気功の評価」「キリスト教布教と近代化
の関係」「神智学とアジアの出合い」といった地域・事項にかかわるものや、「神仏
分離と平田篤胤の思想」「井上円了の活仏教」「インドの独立とマハートマー・ガー
ンディーの宗教観」「ポール・ケーラスの科学の宗教」といった特定の宗教家・思想
家を主題としたパネル発表が、多くあることを期待しています。
本大会における発表形式は、「個人発表」「パネル発表」の二種類です。
「個人発表」の申込書は大会案内と共に4月下旬に発送いたしますが、「パネル発表」
は前もって審査する必要から「パネル発表のお知らせと募集要項」を3月中旬に別送
いたします。これをご参照の上、4月15日~5月15日にお申し込み下さい。
なお「大会参加」と「個人発表」の申込締切は、5月末日です。
上記のパネル発表のお知らせと募集要項/申込書は3月中旬より、大会案内は4月下旬
より、第69回学術大会のホームページにアップの予定ですのでご利用下さい。
【発表申込者の資格】
以下の本学会員に限ります。
・名誉会員
・2010年4月末日時点で、2009年度までの会費を納入済みの維持会員、普通会員
・2010年4月10日の理事会で入会を承認された普通会員
2010年4月末日時点で、2009年度までの会費を納入していない維持会員、普通会員
の発表は認められません。
2009年度までの会費が未納の会員は、未納会費をお納め下さい。
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【2】 I┃A┃H┃R┃世┃界┃大┃会┃へ┃の┃参┃加┃補┃助┃募┃集┃
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カナダのトロント大学で開催されるIAHR世界大会(2010年8月15日-21日)への参加を
奨励するために、次代を担う若手研究者に資金補助を行うことになりましたので、
ここにご案内いたします。
【申請資格】
・原則として40歳未満で、2010年4月時点で常勤職(日本学術振興会研究員等も含む)
に就いていない、2009年度までの会費を納入済みの普通会員。
・IAHR世界大会に、登録、発表を申込済みであること。
【申請方法】
申請書を、日本宗教学会ホームページからダウンロードし、必要事項を記入の上、
電子メールの添付ファイルで、日本宗教学会事務局に送信する。
【申請締切日】
2010年2月5日(金)必着
※なお、選考結果については、2010年4月12日に応募者全員に電子メールで採否を通
知いたします。
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*詳しくは学会ホームページをご覧ください。↓
>> http://wwwsoc.nii.ac.jp/jars/J/002_member/IAHR2010/index.html <<
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【3】 研┃究┃会┃情┃報┃
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■同志社大学一神教学際研究センター公開講演会
2010年1月16日(土)13:00~15:00
同志社大学 今出川キャンパス クラーク記念館2階 礼拝堂
題目“What's Happening to American Evangelicals: Are there Big Changes Underway?”
リチャード・ザイジック(New Evangelical Partnership会長、
Open Society Institute研究員、United Nations Foundation主任研究員、
全米福音派連盟 前副会長)
■東アジア人類学研究会1月例会「特集・移民と宗教の人類学」
2010年1月16日(土)14:00~18:00
慶應義塾大学(三田)第1校舎3階131-E教室
題目「現代日系宗教のハワイ布教における日系移民の位相」
高橋典史(宗教情報リサーチセンター研究員/工学院大学非常勤講師)
「日本における儀礼の場=「クッタン」の創出」
金良淑(東京大学人文社会系 博士課程)
■名古屋大学大学院文学研究科比較人文学講座公開シンポジウム&実演
「花祭りの過去・現在・未来」
2010年1月16日(土)13:00~17:30 (12:00開場)
1月17日(日) 9:00~17:30 (8:00開場)
名古屋大学・野依学術記念交流館
■民俗芸能学会 第127回研究例会
2010年1月23日(土)14:00~17:00
早稲田大学演劇博物館レクチャールーム 6号館3階(変更の場合あり)
題目「外部の演者から考える民俗芸能学―大川平荒馬踊りを事例に―」
西嶋一泰
■モノ学・感覚価値研究会 研究会
最近の葬墓地をめぐる詩学と政治学:韓・台・日からの「喪ノ学」事始
2010年1月24日(日)13:30~16:30
京都大学総合博物館セミナー室
■民俗芸能学会 第128回研究例会
2010年3月27日(土)14:00~17:00
早稲田大学演劇博物館レクチャールーム 6号館3階(変更の場合あり)
題目「豊前神楽―その紹介を通じて神楽組の問題を考える―」
山路興造
※研究会情報は随時更新されます。定期的に下記の学会HPをチェックして下さい※
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*詳しくは学会ホームページ「研究会開催情報」をご覧ください。↓
>> http://wwwsoc.nii.ac.jp/cgi-bin/jars/info01/inf6.cgi <<
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【4】 国┃際┃会┃議┃情┃報┃
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■Religious Education in a Democratic State
2010年6月7~8日
場所:イスラエル、バル=イラン大学
■第6回社会-宗教研究会議
2010年7月5日~8日
場所:キューバ、ハバナ
■第20回IAHR世界大会
2010年8月15日~21日
場所:カナダ、トロント
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*詳しくは学会ホームページ「国際会議開催情報」をご覧ください。↓
>> http://wwwsoc.nii.ac.jp/cgi-bin/jars/info02/inf6.cgi <<
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【5】 行┃政┃刷┃新┃会┃議┃へ┃の┃意┃見┃表┃明┃再┃掲┃
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※12月3日発行の号外に記した参加学会(日本宗教研究諸学会連合の部分)
に誤りがございました。訂正の上、再掲させて頂きます。
哲学・思想系諸学会による行政刷新会議への意見表明
税収の大幅な減少が見込まれ、国家予算の適正な構成が望まれる中、行政刷新会議の
「事業仕分け」が、予算編成のプロセスの透明化と実効性のある資源配分を目指し、
多くの成果をあげていることに敬意を表します。しかしながら、大学での研究・教育
に関する予算に関しては必ずしも的を射た論議が行われないままに、見直しや予算の
縮減という決定がなされたと考えます。
私ども哲学・思想系の諸学問領域の諸学会は、大学をはじめとする高等教育や研究機
関の基盤的経費と競争的研究資金、及び次世代育成支援の経費が縮減されることなく、
むしろ拡充されるよう、政府に強く要請します。
哲学・思想系の学問・教育は、人類が蓄積した叡知を現代社会に生かし、さらに次世代
以降の人々に継承していく責務を負うものであり、国民社会の基礎を形作る営みの欠
くべからざる一翼を担っています。その存在意義は日本文化の底力の育成に関わり、
表面には現れにくい地道な研究・教育活動の積み重ねによってこそ実現されていくも
のです。とりわけ、それがどのような効果をあげているかについては、長い時間的経
過を視野に入れて、多元的な評価尺度を用いて見積もられねばなりません。わが国が
成し遂げた未曾有の発展は、基盤的な研究・教育への長期的な投資の成果に他ならず、
現時点でこの投資を軽視することは、次世代の人材確保と将来の社会の発展に大きな
損失をもたらしかねません。
以上のことを念頭に置きますとき、この度の「事業仕分け」において、若手研究者育
成資金や研究推進のための競争的資金の大幅な縮減が求められましたことは深く憂慮
される事柄です。
大学や研究機関における研究・教育活動はこれらの資金によって支えられてきました。
特に、わが国の学術振興関係予算はこれまで理工系のビッグサイエンスを中心に措置
されてきたため、人文・社会科学系の財政事情は現在でもすでに危機的状態にあり、
その上これらの資金が大幅に縮減されるとすれば、日本の哲学・思想系の研究・教育
に甚大な打撃が加えられることになりかねません。
哲学・思想系の諸学問領域においては研究者の人材育成に長い時間を要します。大学
院における研鑚が決定的に重要であることは言うまでもありませんが、大学院博士課
程修了後もさらに広く深く力を養っていく必要があります。このことは世界的にも認
識が深まっており、各国で博士課程修了後の研究者育成プログラムが充実されてきて
おりますが、日本の場合、その体制はようやく整い始めてきている段階です。
競争的研究資金につきましても若手をも含めた共同研究はこの間に次第に増加してき
てようやく効果を上げ始めてきたところであり、それなくしては今後の質の高い研究
・教育の継続は著しく困難となりましょう。近隣諸国と比べても、近い将来における
哲学・思想系の諸学問領域における国際競争力の大幅な低下が懸念されます。
政府、国会議員、及び政策立案・予算案作成に関わる方々におかれましては、国民社
会において哲学的・思想的な構想力がもつ意義を適切にご理解いただき、日本ならで
はの国際社会に対する学術的貢献がなされますよう、中・長期的視野に立って高等教
育・学術研究推進のために財政的な支援を強化されるよう強く要望いたします。
日本哲学系諸学会連合代表 竹内整一
日本宗教研究諸学会連合代表 星野英紀
藝術学関連諸学会連合 西村清和
加盟諸学会
日本哲学系諸学会連合:
日本印度学仏教学会、日本宗教学会、日本中国学会、
日本哲学会、美学会、日本倫理学会
日本宗教研究諸学会連合:
印度学宗教学会、キリスト教史学会、駒沢宗教学研究会、宗教哲学会、
「宗教と社会」学会、宗教法学会、宗教倫理学会、真宗連合学会、
神道史学会、神道宗教学会、智山勧学会、筑波大学哲学・思想学会、
西田哲学会、日本印度学仏教学会、日本旧約聖書学会、日本基督教学会、
日本近代仏教史研究会、日本新約学会、日本山岳修験学会、日本宗教学会、
日本道教学会、日本仏教学会、日本仏教綜合研究学会、日本密教学会、
パーリ学仏教文化学会、比較思想学会、豊山教学振興会、佛教思想学会、
佛教文化学会、龍谷大学真宗学会
藝術学関連諸学会連合:
意匠学会、国際浮世絵学会、東北藝術文化学会、東洋音楽学会、
日本映像学会、日本演劇学会、日本音楽学会、日本デザイン学会、
日本民俗音楽学会、比較舞踊学会、美学会、美術科教育学会、
美術史学会、舞踊学会、広島芸術学会、服飾美学会
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