繁田真爾『「悪」と統治の日本近代―道徳・宗教・監獄教誨』を読む―著者を迎えての書評会

日時:2019年12月22日(日)13:00~16:20

場所:しんらん交流館 会議室ABC

京都市下京区諏訪町通六条下る上柳町199番地

075-371-9208

 

【趣旨】

本年、繁田真爾氏が『「悪」と統治の日本近代――道徳・宗教・監獄教誨』(法蔵館)を上梓された。

氏の業績は、国民道徳論や清沢満之をめぐる研究について、その深さと鋭さゆえに、研究仲間のなかではよく知られたものであった。特に、清沢満之研究において「部分否定」なる独自の概念を通して清沢思想を把握したことは、極めて興味深い問題提起であり、大きな反響を呼んだ。

本書は、国民道徳論や清沢満之、監獄教誨といった領域を、「悪」と統治という視点から横断的に分析し、近代的統治の特徴とそれに対抗的な「自己の統治」という歴史的経験の全体像を叙述しようとする、極めて刺戟的な研究成果である。本書の刊行によって、これまで氏が進めてきた独自の「方法」に基づく研究がはじめて体系化され、個別論文として発表されてきた諸成果が、氏の研究の全体のなかでいかなる位置を有するのかがようやく分かるようになった。

本書は、個別の研究領域を超えた、新たな研究の地平を展望する成果である。近代仏教の研究者はもちろん、日本近代史や真宗教学史、また近代思想史に関わる研究者たちに大きな反響を呼ぶことになるだろう。

このたび、著者の繁田氏とともに本書の成果について議論する場を持ちたいと考え、本書評会を企画した。多くの方の積極的な参加と、敬意ある批判的コメントの激しい往復を期待する。

 

12:30 開場

13:00 趣旨説明

13:10

書評①:名和達宣(真宗大谷派教学研究所研究員)

書評②:広川義哲(龍谷大学・佛教大学非常勤講師)

書評③:谷川 穣(京都大学大学院文学研究科歴史文化学専攻准教授)

15:00 リプライ:繁田真爾(日本学術振興会特別研究員)

15:30 全体討論

16:20 閉会

 

司会:近藤俊太郎(本願寺史料研究所研究員)

 

※終了後、京都駅付近で懇親会を予定しております。

 

主催:科研「日本新宗教史像の再構築:アーカイブと研究者ネットワーク整備による基盤形成」(課題番号18H00614)

後援:「仏教と近代」研究会

 

連絡先:shin.b.studies(at)gmail.com

(at)を@に変更してください。

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本ページに掲載している研究会情報は、災害等の諸事情により、中止・延期となる場合があります。開催の有無の確認にあたっては、各研究会の主催者連絡先にお問い合わせいただきますよう、お願いいたします。(情報化委員会)

Post expires at 12:00am on Monday December 23rd, 2019



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